9月19日 酒は呑んでも高楊枝!?
私は酔っ払いが大嫌いである。酒に酔って醜態を晒すなど、男にとって最
も恥ずべきことである。漢たる者たとえ自らの城(自宅)に居る時といえど、心は常
に戦場にありの精神で外敵に備えていなければならない。酒は思考力を低下させ、咄嗟の判断力を鈍らせる。そう。酒は呑んでもよいが、けっして酔っ払っては
ならないのである!
・・・という話はおいといて、日曜朝っぱらにクソ酔っ払いから間違い電話
であ
る。
俺「はい、もしもし下別府(←この部分は当然本名で言ってるよw)ですけど。」
バカ「○○だけど、斎藤さんのお宅だよね?」
俺「いいえ、違います」
バカ「××居る?××に換わってよ」
ひとの話を聞けよなバカが。違うって言ってんだろーが。即、電話を切る。
そして数分後、また電話が鳴った。予想通りさっきのバカである。
俺「はい下別府ですが。」
バカ「あ、斎藤さん?××に換わってよ。」
俺「だから斎藤じゃねぇって。ウチは下別府だって。アンタ人の話聞けよ。」
バカ「そう俺。××に換わってくれる?」
・・・あくまでそう来るのかこのクソ酔っ払いめ。ならば今日は社会勉強をして
帰ってもらおう。きっと「斎藤××氏」も、このクソ酔っ払いのことが大
嫌いに決まっている。
俺「えーと、ちょっと待ってね・・・・・はいお電話換わりました。××だよ。こ
の人間のクズめ、何の用だ?」
バカ「ぃょぅ××か?俺だよ俺。おまえが・vぴr‘m%pろmgt4け・・・
(ロレツが回ってないので聴取不能)」
俺「アル中とヤク中に知り合いは居ない。このウジ虫野郎め、俺の垂れたクソに群
がって来るんじゃねぇ。」
バカ「お前、誰に口聞いてんだ?偉くなったなあぁん?」
俺「そりゃこっちのセリフだ。この電話番号は貴様の通院してる精神病院とは違うぞ?診察のご予約ですか?貴方はもう手遅れです。脳が腐ってま
すので。」
バカ「テメェぶっ殺してやる。今から行くからな。」
俺「来るなら車で来い。飲酒運転で通報してやる。つーか奥さん居る?奥さんに換
わってくれよ。」
バカ「△子に何の用だ?」
俺「いや〜、△子に先日のお礼が言いたくてさ。△子ってイイ身体してるよな?ごちそーさん。」
バカ「何ィィ?テメェ△子とどういう関係だ?」
俺「どういう関係って、肉体関係。詳しく言うと・・・口で言うのは恥かし過ぎる
からなぁ。詳しくは△子に訊いてくれ。つーか△子ってスゲーんだも
の、あんな願望持ってるなんて驚いたよ。それとね、旦那がフニャチン野郎でどうしようも無いんだとさ。」
バカ「テメェ、世の中にはやっていいことと悪いことがあるんだ!」
俺「悪いこと?例えばおまえの存在とか?つーかオメーの口からそんな言葉を聞く
とは思わなかった。盗人猛々しいとはこのことだな。」
バカ「とにかく今から行くからな。逃げるなよ!」
俺「来なくていいよ。ってか△子を来させてくれ。最近あいつとは御無沙汰なんだよ。」
バカ「△子ッ!ちょっと来い!」
俺「そんじゃ、あとはよろしく。」 ガチャ
・・・ちょっとやりすぎたかも。つーか普通、信じるか?アルコールで思考
能力が低下している以前に、基本的に低脳なのだろう。この後、妻・△子との間に血
の雨が降るのだろうか?まぁOK。こんなDQNと一緒になった△子とやらも、どうせDQNだろう。害虫のようなガキを生産する前に、一刻も早く別れたほう
が
世のためである。一日一善なり。
9月25日 貴方童貞〜私処女〜♪
わーたしさくらんぼー
わーたしさくらんぼー
わーたしさくらんぼー
わーたしさくらんぼー
わーたしさくらんぼー
最近、この歌が耳にこびりついて離れない。仕事してる時も、クルマに乗っ
てる時も、寝ようとしている時も、挙句の果てには他の音楽を聴いている時ですら、頭の中で延々とこの歌が鳴り響くのである。しかもサビの部分だけがエンドレスリピートするのだ!
とりわけ布団に入って寝ようとしている時などは地獄である。目を瞑る
と頭の中でわーたしさくらんぼーが鳴り響く。堪らず目を明
けると鳴り止む。そこで安心して再度目を瞑るとわーたしさ
くらんぼーわーたしさくらんぼーわーたしさくらんぼー・・・キリがないのだ。
で、こんな症状が3〜4日続くと、ある日突然消えるのである。完治したと思って喜んでいたら、不意に有線放送とかラジオでこの歌を耳にしてしまうと、またその日の晩から3〜4日ほど症状に
悩まされるのである。
こんな症状をかれこれ1ヶ月以上、繰り返している。これほど酷いのは「ぽっぽぽぽっとしょーしゅーぽっと」の消臭ポットのCMソング以来である。いや、アレより遥かに酷いかもしれない。こ
んなのがあともう1ヶ月も続いたら、確実にノイローゼになるだろう。
何とかしなければ!
・・・というわけで、この奇異な現象を徹底究明するのだ。今
回は大真面目である。何しろ生命の危機に関わることなので必死なのだ。
誰しも一度や二度ならず、いわゆる『耳に残る』という経験
をしたことがあると思う。まずはこの『耳に残る』という現
象を検証することから始める。
耳に残る理由を理論的に推察してみると『憶えやすいフレーズ』である
か『何度も繰り返し聞く』かのどちらかのはずである。んが、必ずしも
聴いた回数の多いものが耳に残るとは限らない。
俺の今までの経験を振り返ってみると、自分が好きで頻繁に聴いている歌手の曲が頭の中をエンドレスリピートして、睡眠の邪魔をしたり仕事の邪魔をしたり運
転の邪魔をしたりしたことは一度も無いのだ。
むしろ普段だったらけっして聴こうなどとは思わないような愚にも付かないようなクソ
曲であることが多い。例を挙げるなら、リズムに乗ってひたすら商品名を連呼するCMソング等で、音楽的に見て到底優れた作品とは言いがたい
ような類であろう。
俺は音楽については素人なので、これらのクソ曲が憶えやすいフレーズorメロディーに該当するのかは定かではないが、CMソングなどは人の記憶に残ってナ
ンボなので、計算して作曲されているのかもしれない。
耳に残る曲の法則が大体掴めたところで、お次はいよいよ頭の中でエンドレスリピートするメカニズムを探ってゆきたい。
原則的にリピートするはサビの部分・・・しかもごく短いパートに限ら
れる。サビというのは基本的に、一曲の中で数回繰り返し歌われるのが常であるが、その繰
り返しの部分がフルにリピートされることは希と思われる。今回の俺のケースだと「わーたしさくらんぼー」の部分だけが繰り返されるように
だ。
この「わーたしさくらんぼー」というフレーズをネット検索
してみたところ、「愛し合うふたり いつの時も 隣同士 あ
なたとあたしさくらんぼ」と続くのが正しいようだ。
このうち「とーなーりどおしあーなーたーとーわーたしさくらんぼー」というフレーズは俺の記憶にも残っている。だが不思議なことに、頭の中でリピートする
のは「わーたしさくらんぼー」の部分だけで、何故か「とーなーりどおしあーなーたーとー」の部分は浮かんで来ないのである。
これらから類推すると、必ずしも「記憶に残っているからリピートする」と
いうわけでは無さそうだ。何故なら、サビどころか曲の最初から最後まで歌詞を見ずに
歌えるほど強く記憶に残っている長渕剛の『とんぼ』や『泣いてチンピラ』がリピートすることは無いからである。
なんだか考えれば考えるほどパニックになって来た・・・。
とりあえずここまでのポイントを整理してみよう。
- 1.歌詞を完璧に
憶えている歌はリピートしない。
- 2.サビしか知らないような歌がリピートする。
- 3.ただし、サビの部分全てがリピートするわけではない。
これらの条件を勘案し、ここで俺は一つの仮説を立ててみた。
『中途半端に知っているからいけないのではないか?』
この仮説から導き出される唯一の対処法は「サ
ビだけしか知らないのがイカンのだ。いっそのこと歌詞とメロディーを全部憶えてしまえ!」である。カラオケで歌詞を見なくても歌えるほどに
なれば、俺はこのエンドレスの悪夢・・・無限地獄から開放されるに違いない!
まずは歌詞の全てをコピーして来てテキストデータを作成しようかと考えたが、歌詞だけ丸暗記してもメロディーを知らなければ無意味じゃねーかと気が付い
た。早速MXかnyでCD屋へ走る。ここで
トラブル発生。
「そーいえば、曲名なんだっけ?」
思わぬ誤算である。曲名はおろか、歌手名すら知らんのであった。これでは購入しようが無い。こうなったら店員に「わーたしさくらんぼー」と言って尋ねるし
かなかろう。んが、運悪く店員が女である。ただでさえこんなモン買うの恥ずかしいのに、そのうえ女店員に向かって「わーたしさくらんぼー」と歌わねばなら
んのか?ヘタすりゃ館内放送で売場主任でも呼ばれるか、良くてもバックヤードでその日の従業員一同のネタにされる可能性大である。しかし、買わねば!永ら
く俺を苦しめてきた死神と決別するために!
俺「あの・・・すみません。ちょっとお尋ねしたいのですが」
女「はい、何ですか?」
俺「わ・・・わーたしさくらんぼー」
女「え?」
俺「いや、あの・・・あーなーたーとーわーたしさくらんぼーってい
う歌知ってます?」
女「知ってますけど・・・」
俺「それください」
このアマ!俺が「わーたしさくらんぼー」と言った時に、あからさまに不信
そうなツラしやがって。まぁ思ってたよりもあっさり通じてくれてよかった。もしマイナーな曲で、何人もの店員が集まって協議が始まったらどーしようかと惧れていたんだが、結構メジャーな曲だったみたいだな。
つーわけで、早速カーステレオでCDを聴くのである。ちなみに俺は基本的に車内でしか音楽を聴かない。部屋にCDラジカセなんて無いし、PCをいじくる時
は気が散るので聴きたくないのだ。
そしてここで、またもやトラブル発生。
包装を開いている時に気が付いた。このクソCDめ、エイ
ベックソ製ではないか!嫌な予感が・・・ぐわっ!CCCDじゃねぇか!!恐る恐るCDプレイヤに挿入して
みると、案の定読み込まない。
さくらんぼめ!どこまでも俺に苦汁を舐めさせようというの
か!一気に拍子抜けしてしまったので、帰宅してフテ寝する。この時も頭の中ではわーたしさくらんぼーがループしていたが、何故かすんなり眠れる。この間何か夢を見ていたような記憶があるが、はっきりとは覚えていない。で、目覚めてみると、目の前に見覚えの無いCD−Rが。まさかと思ってクルマに直行してカーステレオで再生してみると、何故かスムーズに読
み込まれた。
よし、これで道は啓けた!
9月30日 書き著せれないほどの苦悩
先日の雑記でさくらんぼのCDを買ったことを書いたが、5日もの間に何
度さくらんぼを聴いたことか。おそらく1000回以上だと思われる。んが、いまだにメロディーが記憶できない。歌詞は完璧に丸暗記したが、メロディーが頭
に入っていないのだから無伴奏では歌うことは不可能である。
つーかさ、この独特すぎる曲調は何よ?音楽の素人なのでよくわからんが、なんかコード進行とかムチャクチャな気が。そして『美しい日本語使おう会』会長の俺の神経を逆撫でしてくれる素晴らしい日本語の数々。ら抜き言葉とか無意味な省
略語を聞いただけで卒倒しそうになる俺にとって、この歌を聞き続けることの困難は生半可ではなかった。つーか「何時の時も」とか言ってる時点で0点。
そうそう、べつにこの歌を莫迦にしたいわけじゃないからね。ファンの人は苦情のメールとか送ってきちゃダメだよ。
というわけで、総仕上げをするのである。いざカラオケ屋にVor!無論一人で行
くのだ。一時間ぶっ通しでさくらんぼを歌ってVorVor!何故か一人で盛り上がる俺。一人でカラオケ歌いに来るヤツ自体が珍しいのに、そのうえ部屋から
はエンドレスでさくらんぼが聞こえてくる・・・さぞかし無気味であろ
う。ブラックリスト行き確実であろうし何より恥ずかしいので、もう二度と行くことが無いであろうカラオケ屋をチョイスしたのは言うまでも無い。
ここで一時間歌いきった後の俺は、言葉にできないある種の達成感を得ていた。何故だ
かわからないが感無量である。これでもう、連日のように無限ループするわーたしさくらんぼーに悩まされることはあるまい。・・・たぶん。
事実、このところ(昨日、一昨日)就寝時にわーたしさくらんぼーが響くことはなかった。おそらく今後も二度とあるまい。縦しんば今後別の歌が耳に残って
も、克服法が判っているのだから怖れることはないだろう。とりあえず今回の実験(?)は成功裡に終わったと判断して差し支えないと思う。あースッキリ。